事例紹介

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

ブランディングのプロセスを経た商品のデザイン支援

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

4軒のお茶農家が、嬉野山芳釜炒茶「葉と日と火」を作りました。
釜炒り茶は500年ほど前に日本で初めて嬉野に伝わった伝統のあるお茶で、現在では全国の生産量の1%以下ほどしか作られていない希少なお茶。丸まった茶葉が特徴的で、淹れ方は通常の緑茶のようにお湯を冷ます必要はなく、熱いお湯(80~90℃)で簡単においしく淹れることができます。
湯呑に注ぐと、澄んだ黄金色で、芳ばしい香りとすっきりした後味が様々な料理に合うので、海外の方にもおすすめしたいお茶です。
この茶葉のおいしさを国内外問わず、多くの方に知っていただき、これからも絶やさず作り続けたい、という思いからこの商品ができあがりました。

 

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

サポートセンターへの相談内容

・組合の名前が入った小売り用のパッケージを作成したい

 

プランナーの支援内容

・画像2強みや魅力、ビジョンを明確にしたうえでネーミングとロゴを作成

・上記のブランディングのプロセスを経て、パッケージとパンフレットのデザイン

・値段、容量、商品展開、販路などの提案

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

 

嬉野南部釜炒茶業組合(嬉野市)

支援を受けてみて・・・

これまで、小売りの袋は市販のものを使用しており、単純に見た目だけで選んでいましたが、ロゴマークひとつでも農家の想いや作業風景を取り入れるなど、ブランディングの重要性、デザインの奥深さを学ぶことができました。伊藤プランナーが積極的に茶畑や作業工程など色んな現場を見にいかれたことで、このロゴ(太陽・山・釜・茶葉・火を表現している)やパッケージができあがったと思います。ネーミングも漢字の意味を調べたり、値段などは市場調査を行ったり、プランナーの支援を受けながら時間をかけてみんなで話し合うことができました。

 

支援のポイント

当組合は、蒸し製玉緑茶が主流を占める中で、嬉野町に古くから伝わる釜炒り製法による「釜炒り茶」の生産を行っており、消費者の好みが多岐に渡っている昨今、釜炒り茶の美味しさと、茶工場が取得しているASIAGAPをアピールしたいという組合員の皆さんの思いをデザインしてくれる専門家として、伊藤プランナーを派遣しました。
全7回の支援の中で、デザイン性だけでなく自分たちのシンボルとなるロゴを作るところから始め、ネーミング・コンセプトを明確にし、ロゴデザインに落とし込み、今回のパッケージとパンフレットが完成しました。

さが農村ビジネスサポートセンター 徳富コーディネータ

徳富コーディネータ

 

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