今村みかんジュースの会 (杵島郡江北町)
コンセプトからしっかり組み立てるラベルの作成支援
佐賀のへそである佐賀県杵島郡江北町で結成された今村みかんジュースの会。
みかん畑は山の斜面にあり、温暖な気候で日当たりは良好で、果樹栽培に適した場所として柑橘作りが行われてきました。地元のみかんの味を多くの人に味わってもらいたいという想いから、「今村みかんジュース」を作りました。
12月中に収穫し、温度・湿度を管理しながら貯蔵します。収穫後、2ヶ月間熟成貯蔵させ、酸味がまろやかになり、甘さと酸味のバランスがとれた濃厚で味わい深いみかんに仕上げています。
また、糖度は一般的な温州みかんに比べると糖度がと高く、食べると濃厚な果汁が口の中に広がります。
その濃厚なみかんを1本に20~25個をふんだんに使用し、完熟濃縮絞り 100%のみかんストレートジュースを作っています。
サポートセンターへの相談内容
・ジュースのラベルのデザインを見直したい。
プランナーの支援内容
・ラベルデザイン、注文書、販促用リーフレットの制作
・容器のサイズ、素材の提案
・商品コンセプト、価格や売り方の提案
支援を受けてみて・・・
自分たちで考えたラベルデザインを新しく作りかえたいと考えていたところ、江北町役場の方からサポートセンターを紹介していただきました。
プランナー派遣をしていただき、当初は地域だけでやっていた取り組みが、サポートセンターの冊子(さがんものたち)に載せてもらったり、プランナーさんからの紹介で販路が広がったりして、本当に感謝しています。デザインは、私たちの思いをくみ取っていただき、イメージに合ったものが出来上がりました。周りの方にも好評で満足しています。
支援のポイント
当初はラベルデザインの相談でしたが、強みやアピールポイントを明確にし、ブランド化に取り組まれたほうがいいと思い、北川プランナーを派遣しました。北川プランナー全6回の支援の中で、
①「ジュースをつくる目的」の明確化
②商品の魅力発掘、それを伝えるコンセプト作り
③シンプルで高級感のあるデザイン作り
というステップを踏み“ロゴ”を全面に出したシンプルで高級感を持たせた「ラベル」と「リーフレット(生果注文書を兼ねた)」が完成しました。
結果として、今回の支援で生果販売促進ツールの一つとして「ジュース」を位置付けたことが、より顧客に分かりやすく訴求できるポイントになったと思います。
さが農村ビジネスサポートセンター 宮原コーディネータ